駐車場は(新)県道370号線沿い南側にもあります。 約5台

工房前にもありますが、駐車スペースが狭いのと、旧道への出方に注意が必要な為、広い道のほうをご利用頂ければうれしいです。

 

上映作品

随時更新(1月13日)

熱風27分(2025年) 監督:飯名尚人

幻の映画「熱風」が上映されると聞き、島の小さな映画祭に2人の男が映画を見に行くが…。

2014年に上演された舞台作品「熱風」(京都芸術センター)の中で上映された劇中映画の再編集版。舞台版「熱風」は、写真、演劇、ダンス、音楽、映画の様式を組み合わせ、モスクワ - カンボジア - キューバ - サラエボ - タスマニアを渡り歩く或る写真家の旅と苦悶を描いた。熱風にさらされている人々とは、自分の手にはどうにもならない大きな力が働いている世界の中で運命に翻弄される人々のことである。今回再編集した映画版「熱風」では、沖縄・首里劇場を舞台にその熱風が通り過ぎていく。舞台となった首里劇場は、2023年に解体、今はもうない。

 

飯名尚人 監督プロフィール

映像作家・演出家。2002年Dance and Media Japanを設立、「国際ダンス映画祭」主宰。オンライン舞踏番組「Re-Butoooh(リブトー)」編集長。東京造形大学教授。映像・言葉・身体を融和させる演出法による作品を制作。演出作品『アジール』(2011・西松布咏 主演)は各地の寺院にて上演された。『熱風』(2014・京都芸術センター)では、首里劇場をロケ地とした短編映画を監督。ダンス映画の監督作品として『三|THREE』は、Jumping Frames (香港・2022)にてアジア賞受賞など、各国で受賞。大野慶人のドキュメンタリー『愛の夢』は、国際ポートレートフェスティバル(ブルガリア・2022)にて優秀作品に選ばれた。現在は、舞踏家・今貂子との共同作品『おんなのぼくしさん』を制作中。

echo15分(2023年) 監督: 佳奈 

出演:Miyo Sally 撮影 照明: Yin Sheng 脚本 美術: Kana Sun

本作では、就職活動に悩んでいる音楽が好きな大学生の物語である。ストレスで音楽が作れなかった彼女は、ある日の午後、音のない夢を見た。彼女は夢の中で音楽を聴いたが、起きたらどうしても思い出せなかった。友人に励まされて、夢の中で流れていたはずの音楽を探す旅が始まった。

 

孫 佳奈 監督プロフィール

東京造形大学写真専攻4

中国浙江省生まれ 2023年日本写真芸術専門学校 卒業

2025年東京造形大学編入学 卒業見込

サイアノタイプを用いた作品や、ドキュメンタリーの写真·映像作品や、インスタレーションなどを制作。

Take Your Time‘5:322024年) 監督:姥凪沙

出演:🤚🦵👂💊姥凪沙 🩼🦻村田 亘翼  ✋💊🦵田口東弥  👩‍🦼🕶️森広華子

平間ミーナ おさだもえか 姥智子 清水雅雛 高橋芽生 中村耕士 島村凛 野田瞳 姥汐里 杉田碧

音声 byボイスゲート(https://vidweb.co.jp/voicegate/

日本語字幕:姥凪沙 英訳協力:西岡春菜 手話翻訳:平田めぐみ 点字翻訳:池内風香

音楽:野木青依 フォント提供:Shibuyafont タイトルロゴ:髙橋芽生

撮影:平間ミーナ 姥凪沙 jaine 山田 龍 姥汐里 松本夏生 井澤岳丸

撮影場所協力:サブテレニアン アトリエ レイ 東京都障害者スポーツセンター

設営協力:今村春陽 岡江翔滋 菊地晴 金城ちはる 坂田光之助 冨澤理佐 中村耕士 野田瞳 平間ミーナ 藤澤奈穂 松林陽和 松本夏生

Special thanks:山城知佳子

映像は同時再生される画面が2つ横並ぶ。

ひとつは、日・英語と手話・口文字が映り、

ひとつは、作者、自ら泳いだ映像。水の中で息を吐く間だけ声が聞こえる。声は、作者のメモの言葉と身体障害者3人が話す私生活についてのインタビューの言葉。普段、聴き逃していたかもしれない声から想像してみてほしい。「変身物語ナルキッソスとエコー」より。2人は、自分の身体を忘れ、相手に心を捉われ。コンプレックスから私は、自分の身体を忘れ、普通や完璧な身体に捉われ。渇望する。

もし変身物語の2人が身体を忘れなければ、2人は身体を失わずに済んだのでは?

自分の身体は普通・完璧な身体に同化し目指そうと、健常者の速度にはついていけず、疲れてしまう。私は身障者の友達の声を頼りに、自分の身体を取り戻す。自分の身体を忘れず、見つめ返す。

自分は妥協、挫折、諦めの上に立つ。物語の障害者は大抵、成功して終わる。それは多くの挫折と諦め、妥協をあたりまえにした経験が身体に馴染む瞬間の話。だが多くの障害者の毎日は、挫折や諦め、妥協の途中を生きている。私は物語るのではなく、身体を語りたい。あなたがどんな身体か?自分の身体を忘れないでほしい。

 

姥凪沙 監督プロフィール

東京藝術大学4年生

1999年てんかん持ち、右半身マヒ生まれ。身体は、身体障害・性・家族または愛を記憶するメディアのひとつと捉え、表現活動を行う。

202122  パフォーマンスアート・サミット"Stillive"、ドイツ文化会館、東京 2024年「第1回きみの海南映画祭」音響賞、和歌山 「障害を考える文化祭24THE ART、ダイアログ・ミュージアム「対話の森」、東京 [OKAGESAMA]2人展、東京

U(ユー)5分(2010年) 監督:赤羽健太郎

出演:川連廣明/長谷川みのり

撮影:薬袋恭子

録音:宋晋瑞

VFX:そうまあきら

音楽:SHIDAMIO

協力:伊参スタジオ映画祭実行委員会

伊参スタジオ映画祭10周年を記念して制作されたオムニバス映画『ISM(イズム)』の一編。

男はひたすら地面を掘っていた。その傍らに突然少女が現れ問いかける。

「なぜ掘っているの?」

男は中学生の頃、学校の裏山に宇宙船が落ちるのを見た。だが、周囲は誰もそのことを信じようとしなかったし、男にそれを証明する勇気も行動力もなかった。

それから15年後。男に差出人不明の一枚の絵葉書が送られてきた。そこに記された「私を掘り出して」というメッセージ。男は、かつて自分が見つけられなかった宇宙船を、いままた掘り当てようとしていたのだ。

 

でんきかみしばい 壁の乗り越え方 デジタルリマスター(笑)版」3分 2025年(オリジナル:2005年)監督:赤羽健太郎

出演:北田弥恵子/赤羽健太郎

音楽:高森郁哉

監督自身がデザインしたキャラクターをクレヨンで描き、撮影し、編集し、音を入れてつくった紙芝居風のアニメ、もしくはアニメ風の紙芝居。

壁を乗り越えようとするジーコとプラモ。おかしな2体の軟体生物が繰り広げる不条理劇。

を、監督自身の手により「デジタルリマスターっぽく」リニューアルした最新版。

 

赤羽健太郎 監督プロフィール

1977年、長野県松本市出身。東洋大学社会学部卒業後、シナリオ・センターにて脚本を学ぶ。以後、一般企業に勤務のかたわら創作を続け、主に脚本家・自主映画監督として活動。現在は監督活動を休止し、フリーランスとして映像制作等に関わりながら脚本の執筆活動を継続中。2021年よりラジオドラマ自主制作ユニット「rem」主宰。